入社2年目、商品開発の最前線へ
元々ものづくりが好きで、有楽製菓でも開発職を熱望していた私。2020年に入社し、生産部での研修を経て商品開発課へ配属されてからは、まさに商品開発の最前線で毎日頑張っている。
当社の開発職の魅力は、若いうちから一人ひとりに大きな裁量が任されること。私も入社2年目には早くも商品のメイン担当を任され、企画から試作、ラインテスト、発売まで一連のプロセスを引っ張ってきた。現在は年間10〜15商品に関わり、複数の案件を同時に走らせるスピード感の中で仕事をしている。最初はわからないことだらけで戸惑う日々、先輩の背中を全力で追いかけ、とにかく必死についていく毎日。それでも、ひとつの壁を乗り越えるたびに成長を実感できる環境があるからこそ、今も挑戦を続けられているのだと思う。

札幌工場へ3度の遠征、
30回におよぶ地道なリベンジ!
これまでで特に印象に残っているのが、2024年に担当した「白いブラウニー」というチョコバーに使用する原料開発だ。
一般的なブラウニーは焼成によって色が付く。しかし、この商品では“白さ”が重要なコンセプトだった。そのため、通常とは異なる原料選定や配合設計が必要となり、開発初期から通常とは全く違う原料選定や配合が求められる、超ハイレベルな難題だった。
開発室ではうまくいっても、量産となると話は別だ。最大の壁になったのは札幌工場でのラインテストで。試作室と生産ラインでは設備も環境も全く違い、温度や湿度、原料の状態、機械の特性など、少し条件が変わるだけで結果が大きく変わる。
本来であれば1回で終わらせたいラインテスト。しかし思うような結果が出ず、北海道へ3度足を運ぶことに。ラインテストで見つかった課題を持ち帰り、原因を分析し、再び試作を重ねる。その繰り返しだ。原料そのものを見直し、配合も大幅に変更しながら、改善策を一つずつ積み上げていく。試作回数は20回から30回に及んだ。ようやく量産の目途が立ち、商品として採用された時の達成感は今でも忘れられない。半年以上かけて積み上げた努力が形になった瞬間だった。
商品開発は自部署だけでは完結しない。生産、生産管理、購買、品質保証、企画部門など、多くの部署との連携が必須だ。特に関わりが深いのが生産現場。どれだけ良い商品を考えても、実際に作れなければ世の中には届けられない。
白いブラウニーの開発では、現場の責任者、担当者の方も真剣に向き合ってくださり、「なんとしてでも形にしなければならない」という強い気持ちで取り組み、形にすることができた。

何度転んでも立ち上がる。
自分が手がけた商品が全国の店頭に並ぶ快感
開発の仕事にはドキドキする場面が数多くある。
今でも鮮明に覚えているのが、初めて自分が担当した商品を試食会に持ち込んだとき。社長や役員を前に、自分が作り上げてきた商品を評価してもらう。その場に立った瞬間は、まさに生まれたての小鹿のように足が震えるほど緊張した。
試食会でコンセプトそのものが覆ることもある。何度も試作を重ねた商品であっても、「もう一度考え直そう」となればゼロから作り直すことも珍しくない。だからこそ、試食会当日は毎回緊張する。しかし、その厳しさが商品の品質を高め、有楽製菓らしい商品づくりにつながっているとも感じている。簡単に決まらないからこそ、本当に納得できる商品が生まれるのだ。
開発の仕事では、一度で成功することの方が少ないかもしれない。ラインテストで失敗することもある。それでも、失敗の原因を分析し、改善策を考え、もう一度挑戦する。その積み重ねが開発者としての成長につながっていると感じている。現在は新商品開発だけでなく、社内で使用する原料の開発や改良にも取り組んでいる。有楽製菓らしい価値を生み出すため、今後も挑戦を続けていきたい。
何度失敗しても立ち上がる。その先に、自分が生み出した商品が全国の店頭に並ぶ瞬間がある。開発の仕事の面白さは、まさにそこにあると思っている。

商品開発課|1日のスケジュール
【午前】ラインテストでが現場検証!
-
07:50
- 朝礼
- 全体挨拶の後、開発内でその日の予定を確認!
-
08:00
- 片付け・掃除
- 前日試作で使用して乾かしていた器具を片付けて、作業台を拭き掃除
-
08:30
- ラインテスト
- 実際に工場内の設備を稼働し、安定した生産ができるか関連部署と確認
-
12:00
- ランチ
- 食堂で同期と一緒にランチ
【午後】美味しさを追求!試食・振り返り
-
13:00
- 試作
- 作成した配合をもとに担当商品の試作を行い、試食会に向けて準備
-
14:00
- 試食会
- まずは、開発内で試食を行い、上司からフィードバックをもらう!
-
15:00
- 試作品の発送
- 翌日商品企画課と社長にも試食して意見をいただく
-
15:30
- 試作品の考察
- 試作品の配合や特徴についてまとめ、再度配合について考える
-
16:40
- 退社
- 試作室の掃除をして終了!





















